歯の、特に奥歯の噛む面には、大小さまざまな溝やくぼみがあります。それらは細かいため、十分に歯ブラシが当たっていないことが多く、虫歯が起こりやすい部分となっています。シーラント処置は、この小さな溝やくぼみを白い樹脂で埋めて、虫歯を予防する処置です。
処置に最も適切なのは、歯が生えてきてすぐの、まだ虫歯のない健康な時期です。17歳までは、大臼歯でのシーラント処置は健康保険で完全にカバーされます。また大人や子供の小臼歯にも、虫歯予防に大きな効果を発揮します。
18歳以上の方の小臼歯には自己負担の費用がかかりますが、予防の効果を考えると、長い目で見ればとても価値のある処置といえます。